小学校福島県診断標準学力検査問題分析結果報告1977-009/42page

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国語科
1.概観
(1)「読むこと」と「書くこと」では,「読むこと」がまさっている。
(2)「読むこと」についての比較から
 1)漢字を読む力は,全体としては,上昇している。
 2)語句の理解については,全体としては,目立った差異は見られない。
 3)文の接続文の成分のかかりうけの一部については,やや上昇の傾向が見られる。
 4)文章の要点,要旨のよみとりについては,上昇の傾向にある。
 5)前回も今回も,ともに低かったものは,次のような点である。
 ア 場面や事物,心情,表現のすぐれたところを読みとること。
 イ 文脈の中で語句の意味をつかむこと。
(3)「書くこと」についての比較
 1)文字力(漢字,送りがな,かなづかい)については,全体としては,目立った差異は見られない。
 2)語句の正しい使い方についても,目立った差異はない。
 3)文・文章を書く力も,全体としては,目立った差異は見られない。
 4)前回も今回も,ともに低かったものは,次のような点である。
 ア 漢字の一字一字を正しく書くことや,使いわけて書くこと。
 5)前回も今回も,ともに高かったものは,次のような点である。
 ア 送りがなやかなづかいを正しく書くこと。
 イ 文章の中で語句を正しく使うこと。
 ウ 内容にあった文体に書きわけること。

2.理解の状況
領域 比較的理解されている内容 比較的理解が劣っている内容
1 読む 1 文字 1.漢字を正しく読むことは全体としては向上している。
(1)特に向上した問題例
 ・困難 ・筋 ・沿って
(2)わずかに向上した問題例
・著者
2.漢和辞典の引き方(部首の理解)については,各ねらい別にみた正答率の比較では低い方であるが,向上している。
1.漢字を正しく読むことの中で,一部下降したものもある。
(1)各ねらい別にみた正答率では低くないが,下降している。
・規律
(2)各ねらい別にみた正答率では低い方で,しかも下降している。
・営む
2 語句 1.語句の理解は,全体として前回と変わらないが,各ねらいごとに向上しているものは次の通りである。 (1)語句の辞書的意味がわかる。
・手ほどき
(2)反対語がわかる。
・簡単
(3)慣用語句がわかる。
・けりがつく
 (4)文脈の中で語句の意味をつかむ。
1.語句の理解は,全体として前回と変わりないが,各ねらいごとに下降しているものは次の通りである。 (1)語句の辞書的意味がわかる。
・単調な
 (2)反対語がわかる。
・前進
(3)同類語・同義語がわかる。
・日常


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