2)部分透視法
部分透明法ともいわれ,不透明の材料の一部を切り抜いてステージの上にのせて,その切り抜いた部分を通して出る光を,スクリーン上に拡大投映する方法である。
したがって全面のシルエットのなかに一部切り抜いた部分だけが明るく写し出されるという形になる。
(特色)
○スクリーンの全面がシルエットとなっているなかに,線や面や点などがくっきり投映されるので,指導の重点を印象深く学習者に示すことができる。
(利用例)
・太陽光線の分析(図25)
3)色彩効果法
TPにさまざまな色彩をとりいれ,提示内容を効果的にするための方法である。
しかし非計画的なカラー化は問題の焦点を分散させるので留意したい。
(色彩を用いる場合の留意点などはTP製作法の手がきによる方法―P.31―のところで詳細に述べる)
(特色)
○学習者に教材に対する興味を呼び起させることができる。
○色彩でかきわけることによって,内容の相異点とか,次元のちがい,あるはは類似点や全体と部分との構造など直観的・具体的に理解させることができる。
○実物に近い色として表現できる。
(利用例)
・日本の畜産の推移(図26)
肉用牛/飼養頭数・戸数と1戸当たりの飼養頭数 |
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