OHPの活用とTP制作の手びき-033/152page

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 接着力が強く,一度はったものをはがし直すことはむずかしい。また,糊のついたほうに指紋がつき,見にくくなるので,小さいものなどはピンセットを用いるのがよい。
 はり方は,カラーシートの裏紙をつけたまま切断し,裏紙を少しずつはがしながら,カラーシートの上に柔かい紙などを当て,指でジグザクに押えながら気泡が入らないようにはる。(気泡が入ったときは気泡の部分に穴をあけ空気を出す。)
 小さい円やカットは針の先などでやや強めに力を入れてなぞると切りぬくことができる。
○糊のついていないカラーシート(ビニール系)
 静電作用を利用してシートにはりつける。はり違えても簡単にはがれ,はり直しができる。
 はり方は,裏紙をはがしてシートの上にのせて圧着するだけでよい。ただ,やわらかく伸び縮みするので,やや大きめにはり,カッターなどで下絵の形に切りぬくときれいにはれる。(力を入れすぎるとTPシートまで切れるので注意して切る。)
図34 ビニール系カラーシートのはり方
図34 ビニール系カラーシートのはり方
 カッターナイフで不要な部分を取り去る。

 イ カラーテープのはり方
 カラーテープを少しずつ出しながら引っぱるようにして指で押えはりつける。ややおおめにはり,カッターで不必要なところを切断する。

 ウ 偏光紙のはり方
 ○直線流動偏光紙
 偏光素子の並び方に対して直角に切る。
 はるときは,方向性をよくたしかめまちがわないようにする。(あらかじめ裏紙に方向の矢印を記入しておくとよい。またまちがえたときは,偏光紙の上にセロテープをはると流れが逆になる。)
 ○拡散・円流動偏光紙
 これは円の中心から周辺部に,またその逆の動きを見せるとき,回転運動を見せるときに使う。いずれも偏光素子の並び方に対して直角に切ってはる。
 ○偏光板二枚と透明素材の利用
 偏光板を二枚用いその間にポリプロピレン・セロファン・ポリエステル等を置いていろいろの発色や動きなどを表現することができる。
 ○偏光タック
 塩化ビニールに細い線の入ったもので,カラーシートのビ二ール系のものと同じように
図35 拡散・円流動偏光紙のはり方
図35 拡散・円流動偏光紙のはり方

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