OHPの活用とTP制作の手びき-041/152page

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学習素材を検討し,選択する。 ○下位目標を達成するために最適な学習素材を選定する。
   
単元の指導計画を立案する。 ○単元全体の指導計画をたてる。
○ただ素材をら列するだけでなく,教師の意図を含め,児童生徒の思考,認識の過程を十分に配慮する。
○学習形態についても検討する。
   
使用機器(教具)素材を選定する。 ○下位目標,学習素材に適した教育機器,教材を選定する。
○情報提示か,論理的構成か,思考か,訓練か,学習のまとめか,など使用の意図を明確にする。
○既成資料か,自作か,の検討をし,準備する。
   
1時間ごとの授業案を作成する。   ○教師の活動,予想される児童・生徒の活動機器・教材,評価計画,授業形態,授業時間などを関連づけて授業案を作成する。

(2)指導過程におけるOHPの活用法

 (1)でOHPの指導計画への位置づけを述べたが,つぎに指導過程に即して,どこで,どのような内容のものを,どのような方法で利用するかを計画しなければならない。
 このような指導過程への位置づけは,教科の特質により異なるし,学習内容によってもことなる。また,同じ資料(TP等)を提示するにも,導入で利用するときと展開で利用するとき,まとめて利用する場合では異なる。そこで,OHPの指導過程への位置づけの定形のパターンはなく,実態に応じて最良と思われる利用のしかたをし,目的に応じた効果をあげることが望まれる。
 つぎに,一般的に用いられている指導過程に即した活用例を示し,2では各教科,道徳,特別活動での活用の例を示したので,これらを参考にしてOHPの指導過程への位置づけを試みてほしい。


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