OHPの活用とTP制作の手びき-049/152page
TP3(映像3)
OHPのステージに,TP3〈TPシート〉をのせる。 ※このほか,A,B,C以外のまとめ方があったら全部発表させる。
○ひととおり発表が終わり,各グループの考え方がわかったら正しいものを確かめる。○最後に,正しい答えがでたら,小見出しを柱とし,つなぎことばを入れて文章の要旨をまとめる。・まとまりの内容から
・小見出しの吟味・つなぎことばを吟味
(3)文法学習のためのTP活用〈中学校〉
文法の学習は,とかく無味乾燥になりやすい。なぜそうなのか。それは,理屈がよくわからないままに暗記してしまうことが多いからである。
文法の学習に興味をもたせ,その定着をはかるためには,子どもたちの間違いを大切に取り扱い,それがどうして間違いなのか,よくわからせることが必要である。そこで,ここでは,上記のことを考慮し,合成分解法によるOHPの活用例を述べることとする。
1)題材「文の組み立て」(3)
ア 目標
○文を組み立てている部分,文の成分としての主語(主部),述語(述部),修飾語(修飾部),被修飾部)の関係について理解させる。○文の成分の位置と分かりやすさの関係について基本的な知識を得させ,表現と理解に役立たせる。
イ 指導内容と時間配当
(ア) 一文節から成る文の成分 } 1時間(本時) (イ) 二文節以上から成る文の成分 (ウ) 主語・述語,主部・述部,修飾語・被修飾語,修飾部・被修飾部の働き
ウ 本時の主眼
○文の成分としての主語,述語,修飾語,被修飾語を理解させる。
〇二文節以上から成る文の成分は(部)と呼ぶことを理解させる。
○主部,述部,修飾部,被修飾部の働きを理解させ,文図により文の組立てに関する知識を整理させる。