OHPの活用とTP制作の手びき-067/152page
4.平行四辺形の性質 ○ 定義と性質を区別させ,定義だけから出発して基本性質などを用いて論証する立場をとることを強調する。
(1)むかいあう角の相等 (2)むかいあう辺の相等 (3)対角線の中点交差 ○ 対角線の中点交差に気づかない場合は下図を示す。 5.仮定と結論 (1)仮定と結論にわける。 ○ (イ)わかっていることはどんなことか。 (ロ)説明しようとする性質はどんなことか。を明らかにし,仮定と結論をはっきりわけさせる。 (2)仮定と結論を記号を用いて表す。 仮定 AB〃DC ○ 仮定,結論を記号を用いて表すことは重要なので,十分に練習させる。 AD〃BC 結論 性質1 { ∠A=∠C ∠B=∠D 性質2 { AB=CD AD=BC 性質3 { AO=OC BO=OD 6.性質1,2の証明のしかた ○ 証明の記述の中で証明の根拠としたことは何か,仮定や結論はどこに示されているかいえるようにし,かねて証明の記述になれさせる。 (1)証明のしかたを図をもとに発見する。 TP7 (2)ノートに証明をかく。 (3)発表し,話しあいをする。 (4)模範解答を見て自分の証明を修正する。 ○ 証明の中で平行線の性質や三角形の合同条件がどのように用いられているかを確認させる。