OHPの活用とTP制作の手びき-133/152page
2)〈中学校〉第2学年
1.主題名 辞書引き大会でのできごと(文部省 道徳資料の手引き)
2.主題設定の理由 略
3.ねらい
利己心や,せまい仲間意識を克服して,正義を行おうとする意欲を育てる。
4.指導過程
段階 指導の意図 時間 教師の言動 指導上の留意点・OHPの位置づけ 導入 ○悪(不正)に対してどうすればよいか知っていてもいろんな理由で見のがしていることが多いことを気づかせる。
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1.このA・Bの表からどんなことが感じられますか。 ○悪(不正)をなくすためにはどんな気持ちや心構えをもてばよいか考えてみよう。 ・OHPでA・Bの表を提示する。
展開
○資料の内容をしっかりつかませる。 ○迷っている筆者がうちあけるまでの心の中を追求させる。 ○うちあけながらも複雑な気持ちがのこる筆者の心を追求させる。
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○資料「辞書引き大会でのできごと」を読む。 ・内容も説明する。 2.迷っている筆者がなぜうちあけることができたか,考えてみよう。 ・悪は悪としてわかりきっていながらどうしてうちあけられなかったのか。 ・うちあけることは,そんなにむずかしいことなのか。 ・迷っていながらなぜうちあけられたのか。 3.「これでよい」と思いながら,複雑な気持ちになったのはどうしてだろう。 4.複雑な気持ちになるのならば,うちあけなければよいのでは?
・資料の内容をすばやくとらえさせるため,TP1を提示しながら説明する。 ・TP2の提示により,筆者の葛藤に焦点化させ,同質をすて異質にいたる筆者の気持ちを批判的に追求させる。 ・表面的にならないよう心のおくそこをかたらせたい。 ・うちあけたことの正しかったことを確かめさせたい。 ・うちあけないときの気持ちと対比させて考えさせたい。