OHPの活用とTP制作の手びき-139/152page

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※オーバーレイによって,「すもう」「馬とび」と書いたカバーシートによりたしかめる。
※オーバーレイによって,「すもう」「馬とび」と書いたカバーシートによりたしかめる。

をとるための意志決定(判断)をさせる。
 3)授業の始めに提示し,自己理解を深めさせるための資料TPづくり
 ア.教師の手書きによる資料TPづくり
 学級(学年)の児童達の雨の日の休み時間の過し方のようすを「略画」で示して,自分の行動と結びつけてとらえさせ,なぜそのような行動をとるかを考えさせ,自己理解を深めさせる。
リスフィルム使用による自作資料TPの例
リスフィルム使用による自作資料TPの例
 イ.写真法による資料TPづくり
 学級(学年)の児童達の雨の日の休み時間の過し方のようすを「カメラ」で撮り,その「ネガフィルム」を「引伸機」にかけて「リスフィルム」に焼付け,そのTPを提示して,それぞれのあり方を考えさせ,自己理解を深めさせる。
○作成上の留意点
 ・問題となる場面で行動している児童が,できるだけ,だれであるかがわからないように撮影し,リスフィルムに焼付けるようにする。
 ・リスフィルムによるTP作成の作業手順は,本書38頁を参照すること。

 4)指導上の留意点
 ア.自己理解を深めさせる段階での基本的な教師の働きかけ
 ○「これは何をしているとこかな。」と発問しながら,資料TPを提示し,何をしているのかをたしかめたら,同じようにして順々に資料TPを提示する。
 ○「自分のしたことが資料の中にあった人はどの位いるかな。」,「どうしてこんなことをしないといられないのか。」,ということから,自分のもつ人間としての弱さを話し合わせる。

※ここまでで,それぞれが自分自身の問題であるという緊張した感じがでてくるとともに,学級集団に親和的なふんい気があれば,自分のありのままを話し合いの中で出し合ったり,自分の弱さをさらけ出したりすることができよう。
 イ.自己指導を促す授業の最後の段階では問題にかかわる自分自身の意志(判断)をノートに


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