OHPの活用とTP制作の手びき-143/152page

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4 資料


1.用語の解説
 OHPに関する用語も数多くあり,その全てについて触れることはできないので,この手びき書で用いている用語を中心に取り上げ,簡単に解説することにした。それで本文にでている用語は二重に解説することをさけ,「P.○○」とし,本文を参考にするよう指示している。
 また,“さくいん”としても利用できるように配慮した。

油鉛筆 TPの彩色等に用いるもので,ルモカラー等の名でも市販されている。
 書き損じたときは乾いた布でふき,消すことができる。(P.32)
 

移動表示法 移動法参照
移動法 移動表示法とも呼ばれ,OHPステージ面に複数のシートを重ねて置き,そのうちの1枚を移動させて提示するOHPの利用法。平行移動,回転移動,対称移動などの方法がある。(P.19)
イレーサー 消去液参照
印刷シート 白地図や方眼線などが印刷されているTPシートの総称。(P.28)
インスタントレタリングシート 文字や数字がパラフィン紙に印刷されているもので,写し絵の要領(圧着式)でTPシートに転写して用いる。(P.28,34)
 

オーバーヘッドプロジェクター Over head Projector. 略語としてOHPが通常使用されている。
 透明なプラスチックシート,アクリル板,フィルムなどを用いて絵や図表,模型,実物,文字などを提示者(操作者)の頭上を越して背後のスクリーンに拡大投映する機器。(P.7)
オーバーレイ Over layとは「上にかぶせて提示する」という意味で,アメリカでOHPが開発されたとき,軍隊で地図の上にかぶせて使う透明な被覆紙をあらわすことばとして使われた。この手法がTPに転用されオーバーレイと呼ばれている。合成分解法参照。(P.19)
OHP Over head projectorの略語。オーバーヘットプロジェクター参照。
OHPアタッチメント OHPの付属品でスライド装置(スライドアダプター・スライドアタッチメント),部分拡大装置(ワイドアダプター,部分拡大レンズ),垂直投映装置(サイエンステーブル,サイエンススタンド),電動式偏光板(テクナライザー),ロール装置(サイドローラー)など各種ある。(P.22)
OHP指示棒 OHP利用の際の指示法(P25)で用いるもので,学習者の視線を集中させるため提示TPの1部分を指示する用具。市販されているが,自作も可能で,鉛筆などで代用されることもある。
OHP用映写台 映写台,プロジェクターテーブル,ワゴンなどとも呼ばれている。OHP専用のものと,映写機等にも併用できるものなど各種ある。自作のものでもよく,またタイプライター台なども使用できる。
 
 

 
拡散転写方式 TP作成における複写方式の一方法で,反射方式,銀塩方式とも呼ばれている。写真現像の原理を応用したもので,原稿とネガ紙を重ねて露光し,このネガと転写用ポジフィルム(TPフィルム)を重ねて現像液の中を通して現像し,水洗い,乾燥させて作成する。

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