-野外観察の手びき-浜通りの地層と川原-113/170page
小川小学校
1.地層の観察
(1) 観察する場所
小川中学校前の川岸の崖(お寺の下の崖)
(2) 川原から対岸の崖に見られる地層を観察する。
1) 地層のでている崖の全景をスケッチする。
2) 地層の重なり方や,割れ目や地層の色などをスケッチする。
3) この崖は,これらの(A),(B),(C),(D)の地層が重なってできていることを理解する。
4) 川に沿って,(B)の地層を追いかけることによって,地層には広がりがあることを理解する。
(3) 地層に近づいて,特徴を調べる。
(A),(C)は暗黄色をしており,表面は風化すると,うすくはがれやすい性質をもつ頁岩層です。(B)は淡黄色をしている砂層です。
この(A),(B),(C)は断層によって地層がずれています。
(E)は,沖積世の段丘性のレキ層で,川原のレキとよく似ています。2.川原のようすと流水のはたらき
(1) 調べる場所
小川中学校前の川原
(2) 川が見通せる土手の上から,川原の様子や,川の流れを観察する。