教師のための統計入門-021/233page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

式

T  よくできました。みんなもできたようだね。この式は,(2乗の平均)ひく(平均の2乗)のルート,になっていますね。

(2乗の平均)ひく(平均の2乗)のルート

これを,私は,次のようにして覚えています。

標準偏差は,二平平二(ニヘイヘイジ)のルート,二平平二(ニヘイヘイジ)君というわけです。

5. 平均値と標準偏差の計算法

前にも述べましたが,統計学とは,平均値と分散に関する学問である,といわれるほどですから,これらの二つの値は,極めて大切なデータの要約値なのです。平均値は代表値として,そして分散は散布度として。

しかし,実用上散布度としては,データの単位と同じ単位を持つ標準偏差がよく用いられます。それで,ここでは,平均値と標準偏差の計算法について説明することにします。

(1) データから,直接平均値と標準偏差を求める。

平均値や標準偏差の計算は,小型電卓の出現によって,驚くほど簡単になりました。未整理の生のデータからでも,度数分布表からでも,ただ数値を入力しただけで,これらの値を,直ちに,正確に出してくれる電卓が市販されています。

平均値や標準偏差を,筆算で求める時代は,今や終わりました。

平均値や標準偏差の計算がしばしば必要な方,何かデータをまとめてレポー


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。