教師のための統計入門-035/233page
(表8) 正規分布表(一部)
正規分布表は,平均値 m からのずれか, m から上側に,標準偏差のκ倍以内にあるもの,すなわち,区間 (m, m+κσ) 内にあるものの全体に対する割合(確率,面積で表される)を計算したものですから,この表から,平均値mから両側にκσ以内にあるもの,すなわち,
○ κ=1のとき,区間 (m−σ, m+σ)内にあるものは,全体の 0.3413×2≒0.683 の割合
○ κ=2のとき,区間 (m−2σ, m+2σ)内にあるものは,全体の 0.4773×2≒0.955 の割合
○ κ=3のとき,区間 (m−3σ, m+3σ)内にあるものは,全体の 0.4987×2≒0.997 の割合であることがわかります。
正規分布表のうち,よく用いられるのは,(表8)の数値です。
これらの数値は,次のようにして覚えておくと便利です。
±1σ→68.3%(ムヤミ),±2σ→95.5%(ニニ クイイ),±3σ→99.7%(サンザン クーナ)(図9参照)