教師のための統計入門-073/233page
ただし,この数学の成績は,正規分布に従うものとする。
(解) 標本数が22ですから,自由度は 22−1=21
よって,付表より t (21, 0.05)=2.080
ゆえに,母平均 m の,信頼度95% の信頼区間は,
-X± t ( n−1, 0.05)×s/√n−1=52.3±2.080×15.6/√21=52.3±7.1 より
(電) 2.080×15.6/√21の計算 MC21√(M+)2.80×15.6÷MR=(45.2,59.4)
よって,母平均 m は,信頼度95% で45.2と59.4との間にある。
(3) 大標本の場合の母比率の区間推定
母集団が,下表のように, 0, 1 の2種類の数値からなる場合,例えば, 1 は賛成を示し, 0 は反対を示す,など,二つにわかれる場合,母平均 m
m=0×a0+1×a1/N=a1/N (=pとおく)
は,そのまま母集団における賛成の比率(母比率)を表します。
また,標本平均 -X は,
-X=0×r0+1×r1/n=r1/n (=-pとおく)
は,そのまま,標本における賛成の比率(標本比率)を表します。
(母集団)
0 1 計 度数 a0 a1 N
(標本)
0 1 計 度数 r0 r1 n
また, a0+a1=N より, a0/N+a1/N=1
a1/N=Pでしたから, a0/N=q とおきますと,
p+q=1
すると,母標準偏差σは,