教師のための統計入門-086/233page
対立仮説 H1:m1≠m2
3. 正規分布表から,危険率5%の境界値は1.96(ヒトクロー)
4. ∴ |z| >1.96
よって,危険率5%で,仮説 H0 を棄却し, H1 を採択する。
すなわち,年度によって,平均値に差がある。
3' この場合,正規分布表から,危険率1%の境界値は,2.58(ニコヤカ)です。
4' ∴ |z| >2.58
よって,危険率1%で,仮説 H0 を棄却し, H1 を採択する。
すなわち,年度によって,平均値に差がある。
さて,ここで,(定理2)より,
は,ほぼ,平均値が 0, 標準偏差が 1 の正規分布に従いますから,いま,手もとの任意標本から計算された
は,95% の確率で,区間(-1.96, 1.96)から抽出されたものと考えられます。
したがって,