教師のための統計入門-100/233page
※の計算:MC37×0.954(M+)33×0.046(M+)
37×33÷MR=
t分布表には,自由度が33の欄はないから,33に最も近くて小さい自由度30で代用します。
t (30, 0.05)=2.042
∴ t (33, 0.05)=2.042
|t| =3.71であったから
|t| >t (33,0.05)
4. ゆえに,危険率5%で有意差あり,よって,二つの母平均には差が認められる。
(3) 大標本の場合の母比率の差の検定
ここでは,二つの母集団からそれぞれ任意抽出した標本を手がかりにして,二つの母比率の差の検定を行う方法について説明します。
この検定は,次の(定理5)を根拠にします。
(定理5) 母比率が p1 である母集団 A1 から任意抽出した大きさ n1 の標本の比率を -P1=R1/n1 (R1 は, n1 個のうち,目当てのものの個数)とし,母比率が p2 である母集団 A2 から任意抽出した大きさ n2 の標本の比率を -P2=R2/n2 (R2 は, n2 個のうち,目当てのものの個数)とすると n1, n2 が大のとき
は,ほぼ,平均値が0,標準偏差が1の正規分布をする。
この(定理5)は,p79(定理2)において,二つの母集団A1,A2が,そ