教師のための統計入門-101/233page

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れぞれ 0, 1 の2種類の数値からなる場合と考えられます。

したがって,p79(定理2)において,

m1=p11=√p1q1, m2=p22=√p2q2

-X1=-P1,      -X2=-P2

とおくことによって,この(定理5)が得られます。(p73参照)

そして、(定理2)から,p84〔4〕を導いたのと同じようにしてこの(定理5)から,次の,母比率の差の検定を行う手順〔7〕が得られます。

母比率の差の検定を行う手順〔7〕

(注) ともに50以上と書いてある本,ともに20以上と書いてある本などがありますが, n1, n2 ともに大きければ大きいほど精度がよくなります。

ここで,〔7〕の2のzの式について説明しておきます。

1の仮説 H0:p1=p2 のもとでは,(定理5)のzは,

zの値

さらに, p1=p2 より q1=q2(∵q1=1-p1,q2=1-p2)∴p1q1=p2q2よって, z は


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