教師のための統計入門-109/233page
いうわけですから,前ページ左表の階級も連続変量のように考えて,右表のように書き直します。
階級20〜29は,19.5以上〜29.5未満となります。これは,20は19.5以上〜20.5未満,29は28.5以上〜29.5未満と連続変量扱いをするためです。
また,最小の階級10〜19は〜19.5未満に,最大の階級90〜100は89.5以上〜のようにします。これは,正規分布の両すそに対する当てはめを考慮したものです。
○ 次に,Zの欄ですがこれは,左の階級の欄の数値を,規準値に変換したものです。規準値とは,その値が,平均から標準偏差の何倍ずれているかを示すものでした。
19.5-54.4/15.7=-2.22,29.5-54.4/15.7=-1.59
(電) 15.7(M+),19.5-54.4÷MR=,29.5-54,4÷MR=
以下同様にして計算します。
○ 次に,正規分布表より,Zの欄の階級(区間)の確率を求めます。この求め方は少しややこしいので,図で説明することにします。