教師のための統計入門-117/233page
(電) 分子:MC67÷562(M+)71÷381(M-)MR…マイナスの場合はプラスにして書く。
分母:138×805÷943÷562÷381=√
3. ∴ |z| > 2.58(ニコヤカ)
4. ゆえに,危険率1%で有意差あり。仮説 H0 : P1= P2 を棄却する。
ここで,67/562(=0.119) < 71/381(=0.186) ∴-P1 < -P2
よって, P1 < P2 と判定することができます。これは,予防注射を受けなかった児童の方が,インフルエンザにかかった率が大きいことを示しています。
よって,危険率1%で,この予防注射は,有効であったということができます。(p88参照)
2) X2 検定(独立性の検定)をする。
インフルエンザに
かからなかったインフルエンザ
にかかった計 予防注射を
受けたa 495 d 67 a+c 562 予防注射を
受けなかったb 310 d 71 b+d 381 計 a+b 805 c+d 138 n 943
1. 帰無仮説 H0 :「予防注射を受けた,受けない,と,インフルエンザにかかったか,かからなかったかは無関係である。」
2. X2 =943×(495×71−67×310)2/805×138×562×381=8.19
(電) この分子の( )2は,大きな数になりますから,これだけで計算(エラー)不能になる電卓もあります。また,割り算をさきにやりますと,今度は小さくなりすぎて計算不能になるものもあります。このような場合には,次のように工夫します。
MC495×71(M+)67×310(M-) 943÷805÷138×MR×MR÷562÷381=
3. 表から,自由度1,危険率1%の境界値は X2 (1,0.01)=6.63
そして, X2 =8.19でしたから X2 > X2 (1,0.01)