教師のための統計入門-122/233page
第5章 相関
1. 相関係数
次の(表12)は,あるクラスの生徒14名の数学と理科のテストの結果です。
(表12)
生徒番号 数学の得点x 理科の得点y 1 75 55 2 45 40 3 95 85 4 35 35 5 80 70 6 70 65 7 85 75 8 55 50 9 45 50 10 90 85 12 60 60 13 40 45 13 40 45 14 30 40
いま,数学の得点Xを横軸に,理科の得点Yを縦軸にとって,点(X,Y)を,座標平面上にとりますと,下の図のようになります。
これを相関図といい,この図から,XとYとの間の関連性を見ることができます。
この場合,数学の得点Xの高いものは,理科の得点Yも高いが,数学の得点Xの低いものは,理科の得点Yも低いことがわかります。
下の図は,ある学年の生徒の数学と理科のテストの結果を,相関図に示したものです。Xは数学の得,点で,Yは理科の得点です。そして,X,Yのそれぞれの平均値-x,-yを示す直線が書き入れてあります。