教師のための統計入門-126/233page
数を求める場合には,まず相関図を作って,全体の傾向をつかんでおく必要があります。
さてそれでは,実際のデータから,相関係数を求めてみましょう。
なお,イ)の相関係数 r の定義式は,ふつう,これを次のように変形これを次のように変形して用います。
(例25) (表12)から, X と Y との相関係数を求めよ。
(表12)
生徒番号 数学の得点X 理科の得点Y 1 75 55 2 45 40 3 95 85 4 35 35 5 80 70 6 70 65 7 85 75 8 55 50 9 45 50 10 90 85 11 65 55 12 60 60 13 40 45 14 30 40
(解) 次の( )は,計算結果を示します。
(電) Σx:75+45+………+30= ( 870)
Σy:55+40+………+40= ( 810)
Σx2:MC75×(M+)45×(M+)……30×(M+)MR(59900)
Σy2:MC55×(M+)40×(M+)……40×(M+)MR(50300)
Σxy:MC75×55(M+)45×40(M+)…30×40(M+)MR(54575)
(電) 分子:MC14×54575(M+) 870×810(M-)MR
(59350)
分母:MC14×59900(M+) 870(M-)MR√(285.83211)
MC14×50300(M+) 810×(M-)MR√(219.31712)
∴r=59350/285.83211×219.31712=0.95