教師のための統計入門-129/233page
をもう一つの縦ベクトルとみたとき,この二つのベクトルの内積(対応する数値の積の和)に相当します。
例えば,0の欄の左から4番目の数値-10は,左の二つのベクトルの内積0×4+1×3+3×2+4×1+9×0+6×(-1)+7×(-2)+1×(-3)+0×(-4)=-10
(電) MC3(M+)6(M+)4(M+)6(M-)14(M-)3(M-)MR
というわけです。以下,これにならって,確かめてみてください。
rの計算は,p127公式(ハ)によって,
(電) MC227×374(M+)90×45(M-)MR 記入
MC227×638(M+)90×(M-)MR√ 記入
MC227×651(M+)45×(M-)MR√ 記入
r:80848÷369.7647901÷381.7748027=
2. 母相関係数の推定と検定
ここでは,標本の相関係数(標本相関係数) rを手がかりにして,母集団の相関係数(母相関係数)ρについて,図を用いてこれを区間推定する方法と,表を用いて帰無仮説 H0:ρ=0 を検定する方法について説明します。
1) 標本相関係数rの値から,母相関係数ρの値を区間推定する場合は,付図1を用います。