教師のための統計入門-131/233page
(運動能力テスト) (体力診断テスト)
50m走 走り
幅とびソフトボ
ール投げ斜懸垂 ジグザグ
ドリブル連続さ
か上り反復
横とび垂直とび 握力 背筋力 伏が上体 立位
体前屈踏み
台昇降50m走 1.00 -0.68 -0.63 -0.51 0.45 -0.47 -0.40 -0.62 -0.36 -0.36 -0.20 -0.18 -0.27 走り幅とび -0.68 1.00 0.58 0.29 -0.47 0.49 0.36 0.57 0.39 0.34 0.24 0.36 0.31 ソフトボ
ール投-0.63 0.58 1.00 0.37 -0.66 0.47 0.34 0.51 0.34 0.24 0.18 0.00 0.24 斜懸垂 -0.51 0.29 0.37 1.00 -0.36 0.38 0.21 0.22 0.03 -0.04 0.24 -0.04 0.25 ジグザグ ドリブル
0.45 -0.47 -0.66 -0.36 1.00 -0.47 -0.39 -0.32 -0.38 -0.25 -0.11 0.03 -0.21 連続さか上り -0.47 0.49 0.47 0.38 -0.47 1.00 0.43 0.50 0.00 0.14 0.24 0.31 0.21 反復横とび -0.40 0.36 0.34 0.21 -0.39 0.43 1.00 0.27 0.18 0.24 0.17 0.24 0.15 垂直とぴ -0.62 0.57 0.51 0.22 -0.32 0.50 0.27 1.00 0.37 0.37 0.16 0.45 0.21 握力 -0.26 0.39 0.34 0.03 -0.38 0.00 0.18 0.37 1.00 0.59 0.11 0.26 0.07 背筋力 -0.36 0.34 0.24 -0.04 -0.25 0.14 0.24 0.37 0.59 1.00 0.20 0.41 0.11 伏が上体 -0.20 0.24 0.18 0.24 -0.11 0.24 0.17 0.16 0.11 0.20 1.00 0.26 0.19 立位体前屈 -0.19 0.36 0.00 -0.04 0.03 0.31 0.24 0.45 0.26 0.41 0.26 1.00 0.11 踏み台昇降 -0.27 0.31 0.24 0.28 -0.21 0.21 0.15 0.31 0.07 0.11 0.19 0.11 1.00
p125の表によって,これは,正のかなりの相関があることを示しています。
○ 走り幅とび,ソフトボール投げなどの種目は,記録が長い(大きな数値)ほど良いわけですから,50m走と,これらの種目の記録の間には,負の相関のあることが予想されますが,この予想の正しいことが,この表から確かめられます。50m走と走り幅とびの記録,50m走とソフトボール投げの記録,50m走と垂直とびの記録などの間には,負のかなりの相関のあることがわかります。
○ 同じ種目の相関係数は,同じ記録を対に並べて考えるわけですから,当然それらの対を座標とする点は,同一直線y=x上にありますから,正の完全相関があることになり,その相関係数は1になります。
○ この5年男子67名を,その方部の小学校5年生男子全体(=母集団)の任意標本と見ることができるものとして,以下考えることにします。
・ 50m走と走り幅とびの,大きさn=67の標本相関係数rの値は,r=-0.68ですから,母相関係数ρの信頼度95%の信頼区間は,付図1より,n=50のところで代用して,ほぼ(-0.82,-0.52)であることがわかります。
・ また付表6では,標本数n=67の場合はこの表にありませんので,n=60で代用しますと,