教師のための統計入門-138/233page

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問3 平均値や標準偏差を求める場合,小数点以下第何位まで計算すればよいのですか。

(答え) ふつうは,与えられたデータの1桁下までで計算しておけば十分です。とくに,度数分布表から,これらの値を求めるときには,問2でもふれましたように,各階級内の値を,すべて中央の階級値にしわよせしたための誤差がありますから,多くの桁数を出しても意味がありません。

しかし,与えられたデータの1桁下まで,というのも一応の目安であって,例えば,身長などの場合,平均値153.67cm,標準偏差8.72cmと求めてみても,大した意味がありませんから,この場合,平均値153.7cm,標準偏差8.7cmとした方が,むしろわかり易いと思います。

(ただし,調査などで,小数点以下第何位まで,と指定されているときには,これに従います。)


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