教師のための統計入門-148/233page

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問12 母平均の区間推定の場合などに,信頼度を95%とか99%にする場合が多いのですが,これには何か理由があるのですか。

また,いろいろな検定の際に,危険率を5%とか1%にする場合が多いのですが,これにも何か理由があるのですか。

(答え) これらの数値は,統計学の伝統的な基準として使われてきているだけで,そのほかに特別な理由はありません。目的に応じて,信頼度は75%でも90%でもかまいませんし,危険率は15%でも3%でもいっこうにかまいません。しかし,数表は,伝統に従い,信頼度は95%や99%,危険率は5%や1%の境界値(信頼度95%の境界値と危険率5%の境界値は同じ,信頼度99%の境界値と危険率1%の境界値も同じ)を求めて作成してありますので,これらの数値を用いた方が便利です。


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