教師のための統計入門-158/233page

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問19の答え

1),2),3)を, r の式に代入して整とんしますと,

問19の答え

が得られます。この式のrをとくにrsと表し,これをスピアマンの順位相関係数といいます。

スピアマンの順位相関係数

下表から,スピアマンの順位相関係数を求めますと,

rs =1−6×32/10(102−1)≒0.81

(表2)

生徒 順位x 順位y (x−y)2
A 6 5 1
B 2 4 4
C 9 10 1
D 1 3 4
E 4 6 4
F 3 1 4
G 5 2 9
H 10 8 4
I 8 9 1
J 7 7 0
32

なお,同順位(結び)があるとき,例えば,(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10)1,2,3,3,5,6,7,7,7,10の場合には,3(番),4(番)の平均は3.5,7(番),8(番),9(番)の平均は8ですから,1,2,3.5,3.5,5,6,8,8,8,10のようにします。そして修正をしますが,これは,結びが,基準順位xにあるか,yにあるかによって,修正の仕方が異なります。

(1) 基準順位に結びがないとき(例 表3)

基準順位x 順位y (x−y)2
1 4 9
2 2.5 0.25
3 2.5 0.25
4 1 9
5 6 1
6 6 0
7 6 1
20.5

基準順位に結びがないとき

ただし,基準順位に結びがないときここに,uは結びの数で,2.5のとき u1=2,6,6,6 のとき, u2=3 となります。よってこのとき,


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