教師のための統計入門-204/233page
(表1)
出席番号 氏名/事前・事後テスト
/小問番号1 2 3 前 後 前 後 前 後 1 × ○ × ○ × O 2 ○ ○ ○ ○ × O 3 × ○ × ○ × ○ 4 × ○ ○ ○ × ○ 5 × ○ × × × ○ 6 ○ ○ × ○ ○ ○ 7 欠○欠×欠×8 × ○ × ○ × ○ 9 ○ × ○ ○ × × 10 × ○ × ○ × ○ 11 × ○ × ○ × × 12 × ○ × ○ × ○ 13 × ○ × ○ × ○ 14 X ○ × ○ × ○ 15 ○ ○ × ○ × ○ 16 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 17 ○ ○ × ○ × ○ 18 × ○ ○ ○ ○ ○ 19 ×欠×欠×欠20 × × × × × × 21 × ○ × × × ○ 22 × × × ○ × ○ 23 × ○ × ○ × ○ 24 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 25 × ○ × ○ × ○ 26 × ○ × ○ × ○ 27 × ○ × ○ × ○ 28 × ○ × ○ × × 29 ○ ○ × ○ ○ ○ 30 × ○ × ○ × ○ 正答者数(○の数) 8 25 6 25 5 24 正答率% 29 89 21 89 18 86 有効度指数 85 86 83 両テストを受験した人数 28
(表2)
まず,事前テスト,事後テストの少なくとも一方を欠席した児童・生徒の欄に横線を引き,計算の対象としません。その結果,(表1)では,事前テスト,事後テストの両方とも受験した人数は28人であることがわかります。
小問1について,事前テストの正答者数は8人,事後テストの正答者数は25人ですから,p203の公式(A)によって,
(有効度指数)=25-8/28-8×100=85
と求めることができます。同様にして,小問2,3の有効度指数は,それぞれ,86,83となります。
なお,事前テスト,事後テストの正答率も,仮説の効果を判定する大切な手がかりになりますから,これも求めておきます。小問1の事前テストの正答率は,8/28×100=29(%)
となります。