研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-015/170page

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人間環境の保全
(3時間)
○ 身近な環境破壊の例をあげ,人間環境を守るためにはどうすればよいかを考えさせる。 1 地域開発と保全
(1)自然破壊
(2)地域開発と自然保護
(3)自然保護の考え万
展開例(1)
○ 「失われた東京の自然」『経済』1973年8月号)
○ 「国土開発と自然保護」
(『米食・肉食の文明』筑波常治著 NHKブツクスP35〜36)
○ 尾瀬の自然保護,合成洗剤の使用制限など具体例を取り上げる。
○ 廃棄物の再生や水の再利用が環境保全と省資源の両方をねらって研究開発がすすめられていることにふれる。
(地理)内容(3) 世界の中の日本
イ 国土の利用と保全
○ 公害の発生過程と人々の生活との関係などについて地域の公害問題との関連において総合的に考察させる。
(公民)内容(2) 国民生活の向上と経済
イ 国民生活と福祉
○ 人間尊重の考え方に基づき,人間活動と自然との全体的な調和を図るという視点や国民福祉の立場に立って,環境を保全し,積極的に人間環境の改善を図るようにすることの重要性について考えさせる。
(政経)内容(2) 日本の経済と国民福祉「日本経済の現状と国民福祉」
○ 自然環境の破壊は,国民の健康と生活環境に重要な影響を及ぼす問題であるという認識の上にたち,人間尊重の考え方を基本として考えさせる。
(倫理)内容(3) 現代社会と倫理ア 現代の思想的課題
○ 現代の主な思想を取り上げる場合,人間と環境とのかかわりあいに着目して,有効な思考と行動の在り方を探究することによって,人間生活の向上を図ろうとする立場で指導する方法も考えられる。
○ かけがえのない地球を守るためには,全地球的,全人類的な検討が必要であることに気付かせる。 2 環境問題と国連人間環境会議
(1)先進国の立場
(2)発展途上国の立場
(3)人間環境宣言
○ 『成長の限界一ローマクラブレポート』
(ダイヤモンド社)
○ 人間環境会議のシンボルマーク及び人間環境宣言
○ (1)と(2)の両者の立場の違いについては,人間環境と開発をめぐる問題をもとに考えさせる。
○ 小項目「人口問題と資源・エネルギー」と関連づけて指導する。
○ 日本の環境問題について理解を深め,人間環境を守るためには,経済活動と人間生活や自然との全体的な調和を図る必要があることに気付かせる。 3 日本の環境間題と環境アセスメント
(1)日本の環境間題
(2)環境アセスメント
(3)環境基準
○ 「世界一の汚染国」
(有吉佐和子著『複合汚染』新潮文庫P396〜399)
○ 『環境アセスメント』
(島津康男著 NHKブックスP148〜159)
○ 小項目「経済の調和ある発展と福祉の実現」の"人間尊重と公害の防止"と関連づけて指導する。
○ 環境問題は人口,資源経済成長などと深くかかわっていることに気付かせる。

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