研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-040/170page
観点 ねらい 内容 資料 指導上の留意点 中学校との関連 選択科目との関連 地方自治と住民福祉(3時間) ○ 「地方自治は民主主義の学校」といわれる理由を理解させ,地方自治の在り方を考えさせる。 1 日本国憲法における地方自治
(1)地方の時代
(2)地方自治の意義
(3)団体自治と住民自治○ 「日本国憲法」第92条,第93条,第94条,第95条
○ 「世界の地方自治制度の姿をたどる」(フィルムライブラリー211 60分)○ 大日本帝国憲法と日本国憲法の地方自治を比較し,図に表すようにする。
○ 私たちの市町村の行政や政治で非民主的と考えられることがらを表にして,それが存在する理由を記入させる。(公民)内容(3) 日本の政治と国際社会イ 議会制民主主義
○ 国民の生活は,地域社会を基盤として営まれていることに気付かせる。
○地域社会における住民の福祉は,住民の努力によって実現するものであり,住民参加による住民自治に基づくものであることを理解させる。
○ 住民自治を基本とする地方自治の考え方が,民主政治の基礎であることを自覚させ,日本国憲法における地方自治の保障の重要性に気付かせる。(政経)内容(1) 日本国憲法と民主政治 「政治機構と政治の運営」
○ 地方自治が,住民福祉の基盤であるという観点から地方公共団体の政治機構と政治の運営について理解させる。
○ 国の政治との関係や地方公共団体相互の関係に着目させ,地方自治の在り方について考えさせる。(政経)内容(2) 日本の経済と国民福祉 「国民経済の構造と経済成長」
○ 金融・財政の役割を理○ 住民の権利・義務と民主主義との関係を考えさせる。
○ 住民として,地方自治の運営にどのように協力したらよいかを考えさせる。2 住民の権利・義務と住民参加
(1)住民の権利・義務直接請求権,住民投票,納税
(2)住民参加と住民の責任○ 「地方自治法」第74条,第75条,第76条,第78条,第80条,第81条,第83条
○ 「直接請求件数」(自治省)○ 住民の権利や義務を表に整理させ,中学校で学んだ事項を確認する。
○ 住民の権利中心の指導にならないように留意し義務についても十分指導する。○ 住民福祉の実現のために地方公共団体の果たす役割を理解させ,地方自治の課題につい 3 地方自治の課題
(1)地方財政と住民の生活
(2)地方財政の問題,点
(3)住民運動と住民エゴ○ 「昭和56年度福島市一般会計当初予算」(『福島市政だより』昭和56年4月1日) ○ 福島県や市町村などの郷土の資料を利用して展開する。
○ 住民運動の具体的事例をあげ,それが住民福祉