研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-067/170page
ねらい 内容 資料 指導上の留意点 中学校との関連 選択科目との関連 ○ 人生をいかに生きるかという問題になると,その価値判断はさまざまである。そこで大切なことは自分の価値基準を一貫させようと努力する点にあることを理解させる。 1 価値と人生
(1)私の尊敬する人物
(2)さまざまな生き方(シュプランガーによる人間の六類型など)
(3)倫理と人格―カントの考えかた(善意志と人格の尊厳)○ 生徒による小作文
○ 『日本人の生きがい』(宮城音弥著 朝日新聞社P72〜87)
○ 『カント』(小牧治著 清水書院P173〜175)○ 生徒に作文させ発表させるなど,生徒の自主的活動をとり入れる。
○ 人間の生きる目的は,価値を実現し,価値ある生き方を志向するところにあることを理解させる。(道徳)4 人間としての自覚をもち,常に自主的に考え,自分で決断し,その結果について責任をもつ。(自主自律の態度を伸長し,自ら選んだことを誠実に実行するとともに自分の行動については率直に責任をとり,人間としての誇りをもつように努める。)
(道徳)6 「勤労の尊さを知るとともに,真の幸福を目指す充実した生き方を追求する。」(自分のなすべきことをやり遂げて,働くことの喜びを知り,職業についての正しい理解の基礎をつくるとともに,余暇の有効な活用を図り,目先の欲求のみにとらわれず,心か(倫理)全般
(1)人間の自覚
ア 自己探究と思想の源流「現代社会」の指導を生かして「倫理的価値と人格」の内容の発展として,ギリシア思想と儒学を比較したりして取り扱うことも考えられる。
イ 現代に生きる思想思索と倫理的自覚…これらの思想が現代に生きる意義を考えることを通して,人間の存在や価値について深い自覚を促すような指導を展開することが期待されている。○ 生きがいとは,より高くより豊かな価値を実現する過程における自己充実感であることを理解させる。 2 生きがいの追求
(1)生きがいとは何か
(2)生きがいの特徴・生きがい欲求・生きがい感・生きがい対象
(3)私の生きがい
展開例(21)
○ 『現代の生きがい』(見田宗介著 日経新書P12〜14)
○ 『生きがいについて』(神谷美恵子著 みすず書房P12〜13)
○ 『現代青年の生きがい』(金子書房P66〜78)○ 生きがいは,よく生きていこうというイメージを伴った人間的欲求であり,よりよく生きていこうとする意志があるときのみ出現するものであることを理解させる。
○ 生きがいを自己の人生に求めるためには,青年時代における価値観,人生観の向上が必要である。