研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-073/170page

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小項目 「民主社会の倫理」
・ 小項目の目標
人間の生命め尊重,自由・権利と責任・義務,人間の尊厳と平等などを観点として学ばせることによって,民主主義が単に制度の問題にとどまるものでなく,それを支えろ倫理が極めて大切なものであることに気付かせ,それを身につけることによって差別のないよりよい社会の実現に努力するようにする。
・ 指導計画
中学校の主な学習語句
生命の尊重 法 法秩序 自由と責任 権利と義務 公共の福祉 正義 差別 偏見 社会的連帯 国土への愛情 人類の福祉

 
観点 ねらい 内容 資料 指導上の留意点 中学校との関連 選択科目との関連
人間の生命の尊重(1時間) ○ 民主社会の一員として,自他の生命を尊重するということはどんな生き方をすることなのか,具体的に考えさせる。 1 生命の尊厳
(1)現代における人命軽視
(2)生命の畏敬 シュバイツァーの思想
(3)人間を大切にすることの意味
○ 「交通事故件数」(『日本国勢図会』1980年版P514)
○ 「アウシュビッツの強制収容所の大量虐殺」
○ 「生命への畏敬」(シュバイツァー『文化と倫理』白水社)
○ 「尊厳死論争」(朝日新聞1981.3.30)
○ 小項目「日本国憲法の基本的原則と国民生活」で基本的人権の保障について指導する。
○ 「生命への畏敬」や「尊厳死論争」の資料を読んで,なぜ生命は尊重されねばならないのか,生命を尊重することはどんな行為となるのかなどを生徒自身の問題に結ぴつけて考えさせる。
(道徳)1 「生命尊ぴ心身の健康の増進を図り,節度と調和のある生活をする」(公民)内容(1) 民主主義と現代の社会生活ア 人間の尊重と日本国憲法
○ 人間尊重についての考え方を,基本的人権を中心に深めさせる。
(政経)内容(1) 日本国憲法と民主政治 「基本的人権の保障」
○ 基本的人権の確立と保障について,自由権的基本権と生存権的基本権,基本的人権と公共の福祉などの観点から,その内容や原理的な在り方を理解させる。(倫理)内容(3) 現代社会と倫理


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