研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-077/170page

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3 授業の展開例

展開例 (1)
1 小項目 人類と環境
2 指導目標 人類を取り巻く様々な環境を人間生活と関連させながら考察させ,この点から現代における人間生活の多様性に気付かせ,これについて関心を高める。
3 指導計画 (1) 人間生活と環境………3時間
(2) 人間環境の保全………3時間(本時は1時間目)
4 本時の学習指導案

題材 地域開発と保全
ねらい 身近な環境破壊の例をあげ,人間環境を守るためにはどうすればよいか考えさせる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 自然破壊
・吾妻スカイライン沿線
○ 吾妻スカイライン沿線のスライドをみて,自然破壊の実態を知る。 ○ 自然が破壊される前の状態をうつしたスライドと比較する。
展開 ・ひろがろ東京砂漠
・阿武隈川の汚染
2 地域開発と自然保護
3 自然保護の考え
○ 資料1)の阿武隈川のさけの採捕数の推移と阿武隈川の汚染との関係を考えさせる。

○ 資料2)のホタル,トンボの後退曲線や植生の様子を通して,「ひろがる東京砂漠」の様子を理解する。

○ 資料3)を読み,地域開発と自然保護について考える。

○ 資料4)を読み,自然保護についての二つの考え方を理解する。
○ 「さけの採捕数の推移」は,グラフ化するなどの作業学習を通して具体化する。

○ 東京郊外の昔の様子は,小説,徳富藍花の「武蔵野」の描写を通して理解させる。

○ 自然保護の重要性については前時の「生態系の中の人間」と関連させる。

○ 開発は破壊をともなうと同時に新しい価値を生み出すことについても考えさせる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 自然を守るにはどうすればよいか話し合う。

○ 次時の予告(環境問題と国連人間環境会議)を聞く。
○ 新しい人間環境を創造する立場で考える。


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