研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-083/170page

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展開例 (3)
1 小項目 人口問題と資源・エネルギー
2 指導目標 人口問題及びこれと関連して資源・エネルギーの問題が極めて大切な問題であることに気付かせ,これについてどのように対処したらよいかを考える力を育てる。
3 指導計画 (1) 世界と日本の人口問題………3時間
(2) 資源・エネルギー問題………4時間(本時は2時間目)
4 本時の学習指導案

題材 エネルギー資源をめぐる国際問題
ねらい エネルギー資源の開発と需給をめぐる国際問題について理解を深め,エネルギー資源からみた南北問題に着目させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 石油にささえられた生活 ○ 資料1)を読み,石油にささえられた生活を確認する。 ○ 石油の需給と価格が特に問題であることに気付かせる。
展開 2 石油産地の分布と石油の移動
3 巨大資本による石油開発
4 石油流通機構の変化
○ 日本の石油輸入先を地図の上で大まかにとらえる。
○ 国際石油資本(メジャー)の支配について理解し,その支配力が低下しつつあることを資料2)のグラフで確認する。・産油量にしめるメジャーの支配・OPEC政府と国営会社の比率増大
○ 資料2)を読み,石油流通機構の変化を理解する。
○ 石油産地の分布図や石油移動の流通図をつくり実態を大まかにとらえさせる。
○ メジャーの産油量のほとんどが販売量になることに気付かせる。
○ OPEC総生産量にしめるメジャーの生産量は低下しているが,メジャーの世界にしめる生産比は増加している。この理由として,強力な販売網,他地区での産油量の急増などをあげて説明する。
終末 5 本時のまとめと次時の予告 ○ 石油の需給をめぐる国際問題について整理する。
○ 次時の予告(資源ナショナリズム)を聞く。
○ 産油国と消費国の双方の立場に視点をあてて考えさせるようにする。


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