研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-092/170page

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展開例 (6)
1 小項目 経済の調和ある発展と福祉の実現
2 指導目標 消費者保護と企業の責任,人間の尊重と公害の防止,労働条件と労働関係の改善,社会保障と社会福祉の実現などの観点から,経済の調和ある発展について,福祉とのかかわりで考えさせる。
3 指導計画 (1) 消費者保護と企業の責任…………2時間
(2) 人間尊重と公害の防止……………2時間(本時は1時間日)
(3) 労働条件と労働関係の改善…………3時間
(4) 社会保障と社会福祉の実現…………2時間
4 本時の学習指導案

題材 公害と国民生活
ねらい 急速な経済成長に伴って,生産活動や消費生活は向上したが,一方では種々の公害が発生し,国民生活の障害となっていることを理解させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 身近な地域の騒音・悪臭 ○ 身近な地域での騒音・悪臭・水質汚濁などについて話し合う。 ○ 中学校社会科での指導をふまえ教材の選択などに配慮する。
展開 2 福島県の公害の現状
3 公害の種類
4 公害発生の原因
○ 資料1),2)をみて,福島県の公害の現状を確認する。
○ 資料3),4)をみて,我が国の公害の種類と内容について理解する。
○公害が社会問題となったのはなぜかについて調ぺる。
○ 福島県内の公害の種類及び発生地を読みとらせ,経済活動との関連を考えさせる。
○ 「人類と環境」で学習した内容と関連づけて指導するようにする。
○ 公害の種類には,産業公害と都市公害があることを理解させる。
○ 経済社会の発展や国民生活の向上との関連で公害の原因を考えさせる。
終末 5 本時のまとめと次時の予告 ○ 資料2),3)をみて,公害の現状を再確認する。
○ 次時の予告(公害行政の現状と公害の防止)を聞く。
○ 企業,政府,地方公共団体,住民が一体となって,公害問題を考えることが大切であることに気付かせる。


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