研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-097/170page

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展開例 (8)
1 小項目 日本国憲法の基本原則と国民生活
2 指導目標 基本的人権と法の支配,平和主義と我が国の安全,国民主権と議会制民主主義などを観点として,国民生活の秩序と安全を図るという立場から,日本国憲法の基本的原則について理解を深める。
3 指導計画 (1) 基本的人権と法の支配…………4時間
(2) 平和主義と我が国の安全…………3時間(本時は1時間目)
(3) 国民主権と議会制民主主義………3時間
4 本時の学習指導案

題材 日本国憲法の平和主義
ねらい 日本国憲法前文及び第9条の日本国民の平和への希求と決意について理解を深めさせるとともに,日本国憲法の平和主義の意味を考えさせる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 戦時中の国民生活 ○ 父母,祖父母などから聞いた戦時中の食生活について話し合う。
○ 資料1),2)を参考にして,戦争の被害を調べる。
○ なぜそのような生活を送らねばならなかったのかを考える。
○ 事前に「東京が燃えた日」を全員に読ませておくとともに,祖父母などから戦時中の食生活について話を聞きまとめさせておく。
○ 科学技術,戦争,旧憲法など様々な観点から考えさせる。
展開 2 平和主義の理念
3 政府の第9条解釈
○ 新憲法下の国民生活は,戦時中の国民生活とくらべてどう変わったかを憲法の条文を参照しながら比較し,表にまとめる。
○ 我々が平和で安全な生活を送っている韻を憲法国際環境などとのかかわりから考える。
○ 新憲法の前文や第9条の平和主義の考え方が,国民生活にどんな恩恵をもたらしているか具体的に考えさせる。
○ 我が国の平和と安全を守る方策を,新憲法はどのように規定しているかについて,資料3)を参考にしながら考えさせるようにする。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 新憲法の平和主義について,自分の考えをノートにまとめる。
○ 次時の予告(第9条と自衛隊)を聞く。
○ 第9条の解釈にもふれながら,主権者として,私たちはどう在るべきかを考えさせるようにする。


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