研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-121/170page

[検索] [目次] [PDF] [前][次]

展開例 (15)
1 小項目 現代の文化
2 指導目標 現代の文化の特質や動向,問題点について認識を深めさせ,現代の文化と自己とのかかわり方やこれからの文化の発展の方向について,自らの課題として考えさせる。
3 指導計画 (1) 現代文化の姿と特質……3時間
(2) 現代文化の反省と課題………2時間(本時は1時間目)
4 本時の学習指導案

題材 現代文化のひずみと調和
ねらい 文化の継承と豊かな人間性の重要さを理解させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 現代文化のひずみ ○現代文化のひずみについて発問し,確かめる。  
展開 2 伝読文化の破壊と保存
3 人間疎外と人間性の回復
○ 破壊や衰微の要因を考える。・有形文化都市化・工業化→開発・造成・無形文化量産化一後継者不足,共同体の崩壊

○ 保存のための努力について調べる。・文化財保護法 文化庁・指定 補修 復原

○ 機械化や合理化による人間疎外の状況について話し合う。

○ 人間疎外の克服について考える。・祭りの復権―フェスティパル(資料1))・歩行者天国・歩行者優先・職場集団―いろいろのサークル
○ 破壊については,明治初年以来たびたぴくり返されていることに気付かせる。

○ 破壊や保存の著名な事例を引用するのも効果的である。

○ 歴史的にはフェノロッサやブルーノタウトなどの業績も参考にしたい。

○ 現代の支配的な潮流である機能的合理化の進展が,人間どうしの信頼関係を弱め,人間的感性の自由な発現をさまたげていることに注意させる。
終末 4 本時のまとめと性の回復 ○ 保存や回復の重要性とその努力の必要性についてまとめる。

○ 次時の予告(世界文化への寄与)を聞く。
 


[検索] [目次] [PDF] [前][次]

掲載情報の著作権は福島県教育センターに帰属します。