研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-126/170page

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展開例 (17)
1 小項目 適応と個性の形成
2 指導目標 「現代の青年の心理的・社会的諸問題」の指導と関連させながら,適応との関連で個性の形成の問題を考えさせ,自らの人格をどう形成していくかという課題について考えさせる。
3 指導計画 (1) 適応と個性の形成………4時間(本時は3時間目)
4 本時の学習指導案

 
題材 成熟した人間
ねらい 成熟した人間の条件について考えさせ,自己を高める努力が必要であることを認識させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 「人格者」といわれる人 ○ 私の尊敬する人をあげ,尊敬する理由を説明する。
○ 一般的に「人格者」とは,どういう人をいうのか話し合う。
○ 4〜5名を指名して,発表させる。
○ 自分の級友,先輩,教師などを例に具体的に考えさせる。
展開 2 成熟した人間の条件
3 青年の自己形成の課題
○ 資料1)を読み,オールポートやアンダーソンが説く成熟した人間の条件を,具体的に考える。
○ オールボートやアンダーソンの説く成熟した人間の条件と「私」を比較して,表にまとめる。
○ 資料2)を読み,「私」の発達課題について話し合う。
○ 「私」に欠けている点を理解させ,自己を高めるための課題を認識させる。
○ 「私」の良い点も自覚させ,さらに伸ばしていこうとする意欲をもたせる。現在の「私」を高めていくための課題について,他人の考えを聞きながら具体的に考えさせる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 資料1),2),3)を参考に「私」の発達課題をノートにまとめる。
○ 次時の予告(自己の実現と現代社会を聞く。
○ 客観的な理解に留まることなく主体的な理解を深め,自己の課題を発見し,「私」を高めていく努力が大切であることに気付かせる。


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