研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-134/170page

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展開例 (19)
1 小項目 真理を求めて思索することの意義
2 指導目標 学ぶことの意義,哲学的なものの考え方と科学的なものの考え方などを観点として学ばせ,生徒が主体的に自らの問題として真理を求めて思索する能力や態度を身につけさせる。
3 指導計画 (1) 学ぶことの意義…………2時間(本時は2時間目)
(2) 哲学的なものの考え方と科学的なものの考え方……6時間
(3) 現代に生きる思索………1時間
4 本時の学習指導案

題材 学問と人生
ねらい (1) 「何のために学ぶのか」は,現代の高校生の根本的な問いであり」それを明確にすることによって学校における学習や生涯学習の必要性を認識させる。
(2) 人間は,学ぶことによって人間になることを,具体的に理解させる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 学問とは何か ○ 資料1)を読み,学問することの意義を考える。
・学校は憎まれるための存在だ
・カルチベートされた人間のために
○ この資料の作者の意図を通して学問の意義を考える。
展開 2 学問の目的
3 真理とは何か
4 学問と人生
○ 資料2)を読み,学問の目的を確認する。
・学問=「真理」を問う(探究)
・真理―哲学的真理
    ―科学的心理
○ 資料2)を用いて真理について話し合い,まとめる。
・人を生かしめ
・人間の生存の意味と目的を自覚させ
・人間が人間らしく生きることができるように光を与えてくれるもの
○ 資料6)を読み,学間(科学)のあり方を考える。
○ 資料1),2)より学問と人生とのかかわりを理解する。
・すべての人の平和と幸福を願う人間(人格)の形成
・社会の建設
○ 学問が「真理の探究」を目的としていることを理解させる。
○ 資料と関連ある人物や事象についてスライドや写真を用いる。
○ 哲学的真理
・科学的真理については「考えることの意義と考え方」で扱う。
○ 資料2)のようにまとめることができることを理解させる。
○ 学問の結論がアウシュヴィッツやヒロシマやベトナムであってはならぬことを理解させる。
○ 学問の究極の目的を明確にする。
○ 資料の意味をじっくり味わわせる。
終末 5 本時のまとめと次時の予告 ○ 資料4),5)を読み,学問する喜びを知る。  


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