研究資料分類基準G2-04高等学校社会科「現代社会」の研究-152/170page

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展開例 (25)
1 小項目 現代に生きる倫理
2 指導目標 人間の生命の尊重,自由・権利と責任・義務,人間の尊厳と平等などを観点として学ばせることによって,民主主義が単に制度の問題にとどまるものでなく,それを支える倫理が極めて大切なものであることに気付かせ,それを身につけることによって差別のないよりよい社会の実現に努力するようにする。
3 指導計画 (1) 人間の生命の尊重………1時間
(2) 自由・権利と責任・義務………2時間
(3) 人間の尊厳と平等…………2時間(本時は2時間目)
(4)「現代社会」を学んで…………3時間
4 本時の学習指導案

題材 個性の尊重と人間の平等
ねらい 日常生活の中で,各人の個性を認め,平等を実現するためにはどうしたらよいか具体的に考えさせる。
過程 指導内容 学習活動 指導上の留意点
導入 1 差別したこと 差別されたこと ○ 日常生活で,他人を差別した経験や他人から差別された経験について話し合う。 ○ 隣りの席の生徒と話し合わせ,4〜5名を指名して経験を発表させる。
展開 2 現代の社会的差別
3 平等実現への努力
○ 資料1)を読み,私たちは身障者に偏見をもっていないかどうか話し合う。
・当事者の気持ち
・私の考え
○ 資料2)を読み,感想を述べる。
○ 真に個性を認め,平等を実現するにはどうしたらよいかについて話し合う。
○ 自由に意見を述べさせる。
○ 他人に対して偏見をもつということは,自分も偏見をもって見られているということであり,このような人間関係を是正することか大切であることを理解させる。
○ 偏見を捨て,差別をなくすために私たちはどのように行動したらよいかを具体的に考えさせる。
終末 4 本時のまとめと次時の予告 ○ 民主主義を支える倫理としての人間の尊厳と平等の重要性を資料1)をもとに確認する。
○ 次時の予告(社会的連帯の精神と博愛)を聞く。
○ 説教調にならないよう,資料1)を読ませてまとめとする。


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