研究資料分類基準F-201習熟度別学習研究の手引き-027/96page
として次のようなものをあげています。
・入試テスト ・自校の実態に応ずる自作テスト ・標準学力テスト ・事前,事後,把持テストによる伸長度 ・目標別到達テスト ・S-P表による個別的「つまずき」の診断 ・知能テスト ・学習適応性検査 ・性格検査 ・諸テストバッテリーによる「つまずき」の診断 習熟度を数量的にとらえるには,定期テスト,事前テスト,事後テスト,把持テスト等の正答率,有効度指数(伸び率),把持率(定着率),指導の効果率などが用いられます。また,学習参加度などは,アンケートやチェックリストなどを用いて知ることもできます。
当然なことですが,これらのテストなどで習熟度をとらえる前提として,教材の精選・構造化が図られていなければなりません。そのためには指導目標・内容の分析をぜひとも行っておかなければなりません。
なお,伸び率や指導の効果率を求めるには,次の式を用います。
伸び率 =(事後テストが正答の小問数)−(事前テストが正答の小問数)/(全小問数)−(事前テストが正答の小問数)×100 指導の効果率 =(事前テストが誤答の小問のうち,事後テストには正答になった小問数)/(事前テストの小問の誤答数)×100 =(×○)/(×○)+(××)×100