研究資料分類基準F-201習熟度別学習研究の手引き-068/96page

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表5 三つの評価の比較

  診断的評価 形成的評価 総括的評価
評価の時期 ・単元始め,学期及び学年始め
・授業の進行中
指導・学習活動の進行中 ・単元末,学期の中間
・学期末,学年末
評価の目的 1.適切な配置
 ・学習の前提条件の確認
 ・学力水準の確認・処遇に関係する各種の適性の診断
2.学習困難とその原因の診断
・生徒の習得の有無
・程度及び欠陥の発見
・教師と生徒へのフィードバック
・治療的指導の方針の樹立
・指導計画の反省と改善
・生徒の成績決定と記録・通知・証明
評価の用具 ・自作の予備テスト
・標準学力検査
・各種心理診断検査
・観察・評定・面接
・口問口答,観察・評定
・簡単な教師自作テスト
・アンサー・チェッカー等
・教師自作テスト
・標準学力検査
絶対評価
相対評価の別
絶対評価または相対評価による 絶対評価中心 相対評価中心
絶対評価によることもある

(新教育評価法総説 橋本重治著 明治図書)

24 評定について説明してください。

 評定とは,例えば,生徒指導要録の5段階評定のように,抽象的な数個の数字や文字等で,一定の時期に,総括的に評価した結果を示したものをいいます。この意味で,評定は,評価の特殊なものであり,それは管理のための評価ということができます。


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