学級担任・H・R・Tのための学校教育相談入門-022/222page

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4) 自己洞察を図るため,検査結果の内容について,どのように感じ,受けとめているかを尋ね,考えさせる。

5) 検査結果を過大に評価し,子供のことについて断定するとか,また,誤解を与えるような言い方はしないようにする。

(2) 親への伝え方

子供の不適応を解消するために,親が今まで気づかなかった子供の側面について,考え直したり,態度を変えてもらいたいと願う場合は,結果を知らせることが望ましい。この場合も,相手(親)の状態に応じて,わかりやすく,誤解のないように説明することが大切である。

親との面接に際しては,次の点に留意したい。

1) 面接に際し,緊張や不安を除去するため,家庭での子供の様子を聞くなどして,話しやすい雰囲気をつくる。

2) 常に親と共に考える姿勢を保ち,親の年齢,性別及び養育態度の状況に応じた面接を心がける。

3) データそのものを知らせるのではなく,家庭及び学校での生活状況との関連でとらえ,問題に適切に対応できるように援助する。


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