親と教師の教育相談室-105/201page

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103.顕微鏡をほしがる子
【問い】小学校2年の男の子に顕微鏡をせがまれているのですが,どのよううな顕微鏡を買い求めたらよいのでしょうか。また,顕微鏡観察をするとき,どんなことに注意すればよいのか教えて下さい。

【答え】顕微鏡の使い方については小学校4年になると理科で学習します。お宅のお子さんは2年生ですので,初めのうちはお母さんの援助が必要になってくるものと思われます。 ”どうせ買うのなら”と先のことを考えて高価なものを求められるとお子さんは使いこなせず,飾りものになってしまいます。お子さんが安全に,しかも十分使いこなせる顕微鏡は倍率l00倍から400倍ぐらいで,プレパラート破損防止機構付きのものが適当と思われますので,教材店で相談してから購入されたほうがよいと思います。
次に,顕微鏡観察上の注意ですが,使用されるとときは直接日光のあたるところや湿気の多いところでの観察をさけ,明るい部屋の机上に顕微鏡をセットし,一度セットしたら顕微鏡をあまり持ち運ばないようにする。また,顕微鏡観察は次のような操作手順で行えば効果的な観察ができるものと思われます。まず,接眼レンズ,対物レンズの順にレンズをとりつけ
1)接眼レンズをのぞいて,明るく見えるように反射鏡の向きを調節する。
2)プレパラートをのせ台におき,おさえ金でとめる。
3)横からのぞきながらねじを回し,のせ台と対物レンズの間を近づける。
4)接眼レンズをのぞきながら,ねじを回して,のせ台と対物レンズとの間を,ゆっくり少しずつあけていき,はっきり見えたとき止める。なお,途中での倍率は対物レンズでかえるようにする。以上のような方法で試みて下さい。
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