親と教師の教育相談室-125/201page

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123.算数学習の留意点
【問い】小学校4年生の子どもを持つ母親です。家庭で算数の学習をすすめていくときの留意点などありましたら教えてください。

【答え】これはどの教科についても言えることなのですが家庭学習においては,低学年のうちは家の人の力をかりるのもある程度やむを得ませんが,4年生ともなれば子ども自身がすすんで学習にとりくむ態度が必要になってきます。そのために家庭では,子ども自身がすすんで学習できるような環境をつくってやることが大切です。
勉強,勉強とおいまくることをしないで,子どもに学校から帰ってからの生活の計画を立てさせるようにします。そのとき,家の人も一緒によく話し合って,毎日一定時間を算数の学習にあてるように計画します。特に算数は系統性のある教科ですから毎日継続して学習することが大切です。その日学習したことはその日のうちに復習させるようにします。
手伝いなどは計画した手伝いの時間にさせるようにし,学習の時間には学習に集中させるようにします。テレビの音を小さくするなどまわりの協力も必要になります。
低学年の内容は家の人も相手ができると思いますが,4年生ぐらいになると内容も高くなり,子どもの相手をするのがむずかしくなると思います。子どもに聞かれたことで,家では自信のないときにはあいまいな答えをせず,わからないことは学校に行って先生に質問するとか,友だちと一緒に考えて解決させるようにしむけていくようにします。
算数の勉強は,ノートに鉛筆を走らせ問題を解く形が主となります。ですから一生懸命勉強するとノートと鉛筆はドンドン減っていきます。このことを考えて,家ではノートと鉛筆は子どもが不自由しないように配慮することが大切です。

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