親と教師の教育相談室-131/201page

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129.星座の勉強法は
【問い】長女(小5)に,星座や星の名前を聞かれるのですが,わたしにもよくわかりません。子どもとともに星空をながめ,調べたいと思うのですが,なにかよい方法はないものでしょうか。

【答え】多くの人は,テレビや本などで,星座や星の名前についての知識は一応心得ているのですが,実際に夜空の星をながめて「あれが北極星」「あれは白鳥座」と,自分の知っている星を見つけだすことはなかなかむずかしいものです。
小学校での学習は,星の名前を知ることだけではなく,星の明るさや動きについての学習なのですが,それにしても代表的な星座が見つけられなければ困ります。小学校で扱われる主なものは,北極星,カシオペア座,北斗七星,ベガ(こと座)アルタイル(わし座)デネブ(白鳥座)オリオン座などがあげられますが,このうちオリオン座は秋から冬にかけて,他は夏の夜空で見ることができます。
では,実際にそれらを見つける方法ですが,星座早見盤を用いるのがよい方法と思われます。星座早見盤は学習教材店で求めることができます。
この星座早見盤で月日と時刻を合わせてから,見つけたいと思う星の方角や高さを調べておき,実際の夜空の星と照らし合わせて見つけていくわけです。小さな星座盤を大きな空にあてはめるのですから,初めはなかなか困難ですが,みつけようとする方角の最も明るい星をめあてにさがせばよいのです。ひとつみつけることができれば,他の星座については容易にみつけだすことができます。早見盤の使い方はそうむずかしくないので,お子さんでも十分使いこなすことができます。
また,星座に関する伝説などの書かれた本を求めて読まれれば,なお一層,星空に親しみがわき,楽しみも増すことでしょう。

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