親と教師の教育相談室-132/201page

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130.星の名前のわかる方法は
【問い】小学校5年生になる息子から,夕食後,南西の空に輝く3つの星の名前をたずねられ,息子の星座早見盤を頼りに星とにらめっこ,でも夜空の星の名前はわかりません。星の名前のわかるよい方法をお教え下さい。

【答え】5年生の息子さんは,すでに学校で星の1日の動きを学んで,宇宙への関心が一段と高まり始めたのでしょう。ぜひ息子さんのよきパートナーとして,一緒に星を観察して下さい。
さて,ご指摘の通り,星座盤では星の形やその時刻の星の方位はおよそわかりますが,星座の広がりがよくわかりません。そのため星座盤だけで夜空の星を捜すことは困難です。
夕食後,晩秋の南西の夜空には,夏の代表的な星であること座のベガ(織女星),わし座のアルタイル(けん牛星),白鳥座のデネブの3つの星が大3角形を描いて輝いています。息子さんはこの夏の大三角形の星をたずねられたのでしょう。腕を伸ばし,手を軽くにぎってにぎりこぶしを作って下さい。南西の上空に,にぎりこぶし2つの間隔で2つの輝いた星があるでしょう。その西側がベガで,東側がデネブです。この2つの星を底辺として,それぞれの星からにぎりこぶし3つのところに輝いている星がアルタイルです。
また,天頂近くに一辺が,にぎりこぶし一つ分の四角形をした星が見られます。この四角形の星は秋の代表的な星座ペガサスの星です。これらの主だった星を中心にして秋の星を息子さんと観測して下さい。

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