親と教師の教育相談室-183/201page

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180.授業参観のねらいは
【問い】授業参観日は,なぜ行われているのですか。

【答え】かけがえのないわが子の成長に,期待を抱かない親はいないと思います、心身ともに健康で明るく,人間性豊かな子供の育成は,学校だけでなく,家庭においても理想とするところです。しかし,その実現のためには,学校と家庭がそれぞれの役割を果たすとともに,両者の連携・協力が必要だといわれます。特に,心身の発達が十分でない小学校の低学年においては,学習・生活全般にわたる学校と家庭との連携・協力の在り方が,とても大切になってくると考えられます。
各学校では,家庭との緊密な連携と相互理解に基づく協力を図るため,父母懇談会,行事公開,授業参観,家庭通信などの方法を計画的に取り入れていますが,その1つが授業参観です。
授業参観日の狙いは,授業の実際を父母の方々に直接参観していただくことにより子供たちの学習活動の様子や,学校・学級の教育方針を具体的に理解してもらうことにあります。自分の子供のことは,よく知っているつもりでも,とかくわが子中心に考えがちな父母の目を開き,学級集団の中で見直すよい機会になります。また,学習習慣やしつけについての共通理解を深め,担任と父母との協力体制をつくるためにも,有効な場になるでしょう。
各学校では,多様な方法を工夫し,魅力ある参観日を実施しています。参観日の意義を理解し,積極的に参加してください。

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