先端技術をとり入れた理科(物理領域)に関する教材・教具-028/47page

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度計と並べて何ルクスのときは何Ωといった具合に調べれば、明るさを計る教具として使えるわけである。
 デジタル回路に使用する場合は、LHの信号を出せばよいので、もっと簡単になる。
すなわち、L(0〜1V)H(3.5V〜5V)になるよう回路を作ればよい。

〔図7〕
重力の加速度

 CdSの応答速度はおそく1/100sec程度である。
 フォトトランジスタ、これはCdSよりも早い応答ができるが、一般的に1/1000sec程度なので、精度との関係を考えて用いなければならない。

〔図8〕
重力の加速度

 フォトダイオードは、応答時間が短いので精度が向上する。

〔図9〕
重力の加速度

 上記3例について、時間的なおくれの値にバラツキがあり、製品が不均一で、スタート用とストップ用を入れかえて用いると、データが異なることがある。同じ値になるような素子を選ぶ必要がある。
 この光センサーの出力は、そのままカウンタの外部入力センサとして用いることができ、物体を自動的に数えたりするのに便利である。
 いくつかの例を述べたが、実験の結果では、まさに、単純な方法が複雑なものに優る証明となった。接点方式は、その構造において、時間的な遅延がないからである。

(2)計数装置として用いた実験例

1)物の個数を計測する
 これは光学的に計測するのが便利である。前述のセンサのいずれかを、その計測するスピードにあわせて選択する。カウンタの外部入力端子に接続し、スタートボタンを押すと計数する。ストップ、リセットは前と同様である。切換えスイッチはカウンタ側に倒すこと。

〔図10〕
物の個数を計測

2)回転数を計測する。
 ここではセンサーとして、赤外線反射型ホトセンサとフォトインタラプタを用いてみよう。
 前述の光センサの使用でもできるわけであるが、用途を拡大するには、情報は多い方がよいと考えるからである。
 運動している物体からパルスをとりだす方法として、発


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