先端技術をとり入れた理科(物理領域)に関する教材・教具-036/47page

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0.5V、0.05V、5mVなどの設定をすることになる。
 5V以上の場合は、前章6.オペボルの項参照いただきたい。V.C.G.の+1Vのバイアス電圧は、OPアンプの(+)5Vを変化させても行なえる。おどろくべき高性能の電圧計となる。
 原理的な考察の過程を述べ、説明を加える。
 74LS624、625、627などのV.C.G.は、入力端子の電圧を1〜5Vまで変化させたとき、周波数が電圧に比例して高くなるA-D変換器である。例えば、100PFを用いた場合出力周波数が1MHZ〜6MHZに変化する。
 これを表示する場合、入力0Vのとき0HZ。5Vのときに5MHZであれば、7桁表示で表わせることになる。すなわち、検出部で0VはV.C.G.入力1V、このときのV.C.G.出力周波数は1MHZだから1MHZを減算する回路を用いて0HZと表示。次に、検出部入力5Vのとき、V.C.G.入力5Vで、V.C.G.出力が6MHZ、減算回路を通して5MHZという表示ができる。

〔図23〕
高性能電圧計


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