福島県の中学校の学習に対する意識と行動-025/115page
7) 先生がどのようにしてくれれば,嫌いにならなかったか「嫌いのみ」主なものとしては次のようなものがあげられる。
○漢字
・漢字のテストをしてほしい
・漢字をくわしくていねいに時間をとって教えてほしい
○作文
・何を書くか教えてほしいアドバイスしてほしい
・書き方を教えてほしい(具体的にどんなふうに書くか)
○テスト
・間違ったときなぜダメなのか説明してほしい
・問題の意図がわかりやすい問題にしてほしい
○教え方
・わかりやすく・ていねいに・くわしく
・わからないところがあるか聞いてほしい
・わからないところを教えてほしい
○特にない
漢字の指導,作文の書き方,テストでの解答,生徒の学習状況に応じた指導があげられている。また,「特にない」とする生徒もいる。
8) 好きになって(嫌いになって),自分はどのように変わったか
(a) 好きになって,自分はどのように変わったか
記述としては,多くはなかったが,主なものとしてあげられたものは以下のとおりである。
○授業
・授業の取り組みが真剣になった楽しみになったまじめになった
・意見を言うようになった発表するようになった
○学習内容
・漢字が書けるようになった読めるようになった使えるようになった
○言語活動
・語彙が多くなった使うようになったことばの表現が変わってきた
レベルの高い言葉を使うようになった表現が豊かになった
○日常生活
・自分の気持ちや相手の考えていることがわかるようになってきた
・授業でつけた知識を生活の中で生かすようになった
授業ではその取り組み,学習内容では漢字の習得,言語活動では語彙の量や表現,日常生活ではの学習したことの活用などが,変容として意識されている。