平成9年度学力到達度調査研究-002/62page

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1 研究の趣旨

1 はじめに

本県における重要な教育課題の一つが「学力向上」であり,本教育センターでも,この課題の解決に向けて,さまざまな取り組みを重ねてきた。平成5年10月に「学力向上調査プロジェクト」を発足させ,学力向上に資する研究を推進してきた。主な取り組みは次のとおりである。

平成6年度

「福島県における高校生の学力について一各種テスト結果からの分析一」

「福島県の中学生の学習に対する意識と行動一県北地区に関する調査から一」

平成7年度

「福島県の小学生の学習に対する意識と行動一県北地区に関する調査から一」

「平成7年度学力到達度調査事業福島県の児童生徒の学力の到達状況に関する研究一小学校5年・中学校2年の調査から一」

平成8年度

「平成8年度学力向上に関する調査研究『学力到達度調査』に関わるテストの結果分析と考察」

これらの一連の調査研究は,本県の学力向上を目指して授業の改善に取り組む上で,具体的かつ貴重な資料になるものと考えている。

2 調査の目的

平成7年度調査研究では,「教研式・全国標準診断的学力検査・NRT」を用いて,本県の児童生徒の学力の到達状況を明らかにし,全国比が低い領域やさらに伸ばしたい領域について指導の要点を示した。

また,昨年度は,平成7年度調査で明らかになった到達不十分な領域や項目に関する本教育センター作成のテストを実施し,その答案分析を通して,児童生徒のつまずきを探り,より具体的に問題点を明らかにした。

本研究は,平成7年度学力到達度調査研究に続く第2回目の調査研究であり,次の点に主眼を置いた。

○ 本県の児童生徒の国語,算数・数学,英語の学力の到達状況を明らかにすること。

○ 前回の調査結果と比較し,その変容を把握すること。

○ 今後の教科指導に役立てるための指導例を示すこと。


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